―パートタイマーを雇用する中小企業にとって非常に大きな改正です。―
大手企業、特に流通、サービス業、そして銀行を中心にパート処遇を正社員並みにするなど処遇の改善が行われました。
これは、4月に施行された改正パート労働法に対応するための動きです。
特に改正パート労働法は、「正社員と同視できるパート社員に対する差別的取扱いの禁止」(同法8条)など会社側に様々な義務を課すこととしており、企業実務への影響ははかり知れないものがあります。本セミナーでは、事例紹介を通じて分かりやすく改正ポイントを紹介するとともに、同改正に対応するための実務対応策を解説いたします。
講 師:北岡 大介氏(元労働基準監督官)
1.パート労働法改正の背景と概要
2.事例から見る改正パート労働法解説(特に厚生労働省施行通達を中心に)
(1)パート社員と正社員の処遇に「差」を設けてはならなくなるのか?その程度とは?
・ 正社員と同視すべきパート社員に対する差別的取扱いの禁止とは?
・ パート社員の賃金に関する均衡確保措置の努力義務化とは?
・ 教育訓練・福利厚生に係る均衡確保義務化とは?
(2)パート社員に対してどこまで「説明責任」を尽くさなければならないのか?
・ 労働条件明示
・待遇決定にあたり考慮した事項の説明責任とは(その他)?
(3)「正社員転換推進措置」とは何か?法律上どこまでやらなければならないのか?
3.改正パート労働法に対応した就業規則改訂の実際(モデル規定例の解説)
4.説明責任への対応マニュアル整備の実際(対応マニュアル例の解説)
日 時 : 平成20年9月9日(火) 13:30-16:45
参 加 費 : 関与先:無料 その他:3,000円 定員:20名(先着順)
場 所 : まつもと情報創造館 松本市大字和田4010-27 臨空工業団地内